WSMH » 文学・評論 http://wsmh.net Works+Surfing=Magic Happens Mon, 05 Mar 2012 09:55:56 +0000 ja hourly 1 http://wordpress.org/?v=3.3.1 『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』を読む http://wsmh.net/%e6%9c%ac/%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%bb%e5%bb%ba%e7%af%89%e3%83%bb%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3/%e3%80%8e%e9%99%b0%e7%bf%b3%e7%a4%bc%e8%ae%83%ef%bc%88%e3%81%84%e3%82%93%e3%81%88%e3%81%84%e3%82%89%e3%81%84%e3%81%95%e3%82%93%ef%bc%89%e3%80%8f%e3%82%92%e8%aa%ad%e3%82%80/ http://wsmh.net/%e6%9c%ac/%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%bb%e5%bb%ba%e7%af%89%e3%83%bb%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3/%e3%80%8e%e9%99%b0%e7%bf%b3%e7%a4%bc%e8%ae%83%ef%bc%88%e3%81%84%e3%82%93%e3%81%88%e3%81%84%e3%82%89%e3%81%84%e3%81%95%e3%82%93%ef%bc%89%e3%80%8f%e3%82%92%e8%aa%ad%e3%82%80/#comments Sun, 25 Sep 2011 13:28:37 +0000 takashi.h http://wsmh.net/?p=688 陰翳礼讃 (中公文庫)
陰翳礼讃

谷崎 潤一郎

まだ電灯がなかった時代の今日と違った美の感覚を論じたもの。陰翳礼讃 – Wikipedia参照

この本は、光と闇の使い方にフォーカスして、日本の伝統美を説いています。節電をきっかけに、あらためて考えさせられる一冊です。

いん‐えい 【陰影/陰×翳】
  • 光の当たらない、暗い部分。かげ。「ライトを当てて被写体に―をつける」
  • 物事の色・音・調子や感情などに含みや趣があること。ニュアンス。「―に富んだ文章」

陰影 とは – コトバンクを参照

らい‐さん 【礼賛/礼×讚】
  • すばらしいものとして、ほめたたえること。また、ありがたく思うこと。「先人の偉業を―する」「健康を―する」
  • 仏語。仏・法・僧の三宝を礼拝(らいはい)し、その功徳(くどく)をたたえること。また、その行事。

礼賛 とは – コトバンクを参照

陰翳礼讃から引用

日本語に色気と云う言葉がある。これはちょっと西洋語に訳しようがない。 138ページより

現代では都会の人より田舎の人の味覚の方がよっぽど確かで、或る意味でわれわれの想像も及ばぬ贅沢をしている。 63ページより

暗い部屋に住むことを余儀なくされたわれわれの先祖は、いつしか陰翳のうちに、美を発見し、やがては美の目的に添うように陰翳を利用するに至った。

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