- 2011-09-25 (日) 22:28
- アート・建築・デザイン | 文学・評論
陰翳礼讃
谷崎 潤一郎
まだ電灯がなかった時代の今日と違った美の感覚を論じたもの。陰翳礼讃 – Wikipedia参照
この本は、光と闇の使い方にフォーカスして、日本の伝統美を説いています。節電をきっかけに、あらためて考えさせられる一冊です。
- いん‐えい 【陰影/陰×翳】
-
- 光の当たらない、暗い部分。かげ。「ライトを当てて被写体に―をつける」
- 物事の色・音・調子や感情などに含みや趣があること。ニュアンス。「―に富んだ文章」
- らい‐さん 【礼賛/礼×讚】
-
- すばらしいものとして、ほめたたえること。また、ありがたく思うこと。「先人の偉業を―する」「健康を―する」
- 仏語。仏・法・僧の三宝を礼拝(らいはい)し、その功徳(くどく)をたたえること。また、その行事。
陰翳礼讃から引用
日本語に色気と云う言葉がある。これはちょっと西洋語に訳しようがない。 138ページより
現代では都会の人より田舎の人の味覚の方がよっぽど確かで、或る意味でわれわれの想像も及ばぬ贅沢をしている。 63ページより
暗い部屋に住むことを余儀なくされたわれわれの先祖は、いつしか陰翳のうちに、美を発見し、やがては美の目的に添うように陰翳を利用するに至った。
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